食品添加物 保存料の危険 

危険な食品

保存料とは

そもそも保存料の役割はなんでしょうか。

それは食品の保存性安全性を高めることです。食品に保存料を用いることで、微生物(細菌やカビ、酵母菌など)が付着しても増殖しなくなり日持ちをよくします。

メリット→食品の腐敗を抑えて食中毒の危険を減らし日持ちする。

デメリット→発がん性のリスクがある。

このことから、保存料があらゆる食品に使われていることは安易に想像がつきそうですね。日持ちがする食品といえば、コンビニの商品やスーパーの惣菜などが思い浮かぶと思います。

手頃に購入もできて美味しく食卓に並べられるため主婦の見方ともいえます。ですが、デメリットからもわかるように、発がん性があるリスクがあることも覚えておきましょう。

そんな保存料の種類や危険性を紹介していきます。

保存料の種類

ソルビン酸

カビや細菌の繁殖を抑える作用(静菌作用)があり、腐りやすい食品の保存性を高めます。

※静菌作用は殺菌とは違って殺すわけではなく、増殖を抑える効果です。

使われているもの→かまぼこやちくわなどの水産練製品/チーズ/マーガリン/ハムやソーぜーじなどの食肉加工食品/魚介乾製品/佃煮や漬物など

ソルビン酸には染色体異常の発生がみられました。

染色体異常:染色体部分の過剰や欠失により、遺伝子群の量的不均衡を起こし遺伝子の発言異常に起因した種々の炎症を起こす状態。

ダウン症候群/ターナー症候群/がんなどのリスクがあります。

染色体異常は偶発的に生じることもあれば、抗がん剤や放射線などの影響によって生じることもあります。また、異常が強すぎる場合、生出自体が難しくなり流産に至るケースもあります。

ちなみに染色体異常は物質が変異原性と呼ばれる性質を持つことです。

変異原性:生物の遺伝情報(DNAの塩基配列染色体など)に不可逆的な変化を与える性質。細胞癌化の誘発因子として知られていて他の添加物と使うと危険です。ソルビン酸は他の添加物との相性がかなり悪いです。特にソルビン酸と亜硝酸塩の相性が悪いと言われています。亜硝酸塩を使用したときに、ソルビン酸単体では起こらなかった染色体異常が起きる可能性があります。

ソルビン酸と亜硝酸塩が使われている食べ物はソーセージ/ハム/明太子などがあります。

ソルビン酸k

ソルビン酸にカリウムがくっついたもので、ソルビン酸のカリウム塩と表現します。

ソルビン酸よりも水に溶けやすい特性があり、働きはカビや細菌などの繁殖を抑えることです。

摂取し続けると発がん性のリスクや遺伝毒性がある可能性があります。

使われているもの→練り物/加工品/ワイン/チーズ/ジャム/歯磨き粉/シャンプー/化粧品など

食べ物に限らず、日用品にも使われているので成分表示を確認することが大切です。

また、ソルビン酸と同じく亜硝酸ナトリウムと組み合わさった場合、ソルビン酸の毒性を強めて発がん性物質を作り出す危険性があります。

安息香酸(安息香酸ナトリウム)

様々な菌の繁殖を抑えて腐りを防ぐ働きがあります。

安息香酸は水に溶けにくい性質で安価なので昔から保存料として使われていて、

ナトリウム塩したのが安息香酸ナトリウムで水に溶けやすいです。

安息香酸は胃腸の粘膜に影響を与えたり、白血病を引き起こすリスクがあります。

使われているもの→フルーツジュース/漬物/ドレッシング/シャンプー/化粧品など

安息香酸Naは他の物質と組み合わさることで危険性が高まります。

その組み合わせを紹介します。

安息香酸NaとビタミンC

安息香酸NaはビタミンCとの化学反応を起こし、発がん物質であるベンゼンに変わります。

ベンゼンの生成の原因は保存料である安息香酸ナトリウムと酸化防止剤であるビタミンCの反応により生成され、安息香酸ナトリウムは飲料水中でビタミンCと結合すると有害なベンゼンに変わります。

ベンゼン:自動車の排気ガスなどに含まれていて、大気汚染による健康被害に関係のある物質。体内に取り込まれると、異物となって体内を巡り、白血病など発がん性のリスクが高まります。

安息香酸Naが使用されていることが確認できた商品は主に栄養ドリンクなどです。

有名な商品だと、リポビタンDやアリナミンV、レッドブルなどがあります。

安息香酸Naと合成着色料

保存料の安息香酸Naと着色料のタール色素を子供が同時に摂取した場合、注意欠陥多動性障害になる可能性が高まります。

タール色素は化学的に合成された着色料で、主に石油が原料となっています。

発がん性のある危険な食品としても以前の投稿で紹介しているので読んでみてください。

プロピオン酸/プロピオン酸カルシウム

カビや耐熱性の細胞を作る細菌の繁殖を抑える働きがあります。

リスク→頭痛/偏頭痛/胃けいれん/嘔吐など

使われているもの→焼き菓子/乳製品/味噌やチーズ/加工品/アルコール飲料など

pH調整剤(保存料ではない)

pH調整剤は食品の酸性、アルカリ性を調整して品質を良くする食品添加物です。

pHとは物質の酸性、アルカリ性を表すもので0~14の数値で表記します。

pH=7が中性で数値が小さいと酸性、大きいとアルカリ性が強いです。

食品のpHを弱酸性に調整することで微生物が増えにくくなり、食品の腐敗や変色を防止して保存性を高めます。

またpH調整を行うことで酸化防止剤や保存料、日持ち向上剤をさらに高める効果があります。

種類は二酸化炭素/コハク酸/グルコン酸/リン酸/炭酸カリウムなど計35種類あり、これらのいくつかの種類を混合して使用することが多いです。

さらに実際に使用する時には[pH調整剤]とだけ記載され、詳細表示はなく、使用する食品に制限がありません。ですが、大量に摂取すると体内の腸内細菌を殺す危険性があり、pHの一種のリン酸塩を過剰に摂取するとカルシウムの吸収が悪くなり骨粗しょう症の原因にもなります。

使われるもの→うどん/お茶/ゼリー/ジャムなど

まとめ

保存料に関しては良いも悪いも判断するのは人それぞれです。食中毒の発生リスク予防としては最適かもしれませんが、果たしてそのようなものを身体に入れても良いのでしょうか。

保存料は「保存料無添加」のカラクリにも注意をしたいです。例えば先ほど紹介したソルビン酸は、日持ち向上剤に置き換えることができ、そうすることで商品パッケージに記載する必要がなくなり、保存料無添加と捉えられることがあります。無添加として販売されていても、実際には保存料が使用され、知らないうちに摂取している可能性があります。

皆さんの身体は食べたものからできています。食べるものに責任を持ち、一緒に健康への一歩を歩みませんか。また、お子さんなどを守れるのも皆さん自身です。

自分自身はもちろん、家族を守りましょう。

守ろう家族。守ろう未来。

 

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