食品添加物 防カビ剤の危険

危険な食品

防カビ剤とは

防カビ剤とはカビの発生を防ぐ目的で使用される農薬で、輸入果物によく使用されています。外国産の柑橘類やバナナは、私たちが店頭で購入するまでにかなりの時間がかり、生の果物を長期的に輸送するとカビが生える可能性が高くなります。なので食品の表面に防カビ剤を使用することで、食品の品質を保つ効果があります。

防カビ剤を使用した食品を販売する場合は、パッケージ売り、バラ売りに問わず、防カビ剤の使用を表示する必要があるとされています。なので輸入果物でも表示がなければ使用されていないこととなります。

防カビ剤の種類

イマザリル

イマザリル:殺菌や殺カビの効果があり、水に溶けやすいのが特徴です。

致死量が20gで急性毒性があり、肝臓がん甲状腺腫瘍の危険があります。また吐き気を伴う可能性もあります。

使われているもの→輸入品の柑橘類/バナナ

Opp(オルトフェニールフェノール)

Opp:殺カビ効果があります。農薬としての使用は禁止されていますが、アメリカ政府の圧力により、食品添加物として認可されました。膀胱癌腎臓癌になる恐れがある防カビ剤です。

使われているもの→アメリカ輸入の柑橘類

チアベンタゾール(TBZ)

チアベンタゾール:防カビ剤・添加物・農薬として使用されています。

突然変異性試験、染色体異常実験の結果は陽性が出ている防カビ剤です。妊婦さんが使用すると奇形児が生まれる可能性が高くなる恐れもあるので妊娠している方は控えることをお勧めします。

使われているもの→柑橘類(皮だけではなく果肉にも)/レモン・バナナ

フルジオキソニル

フルジオキソニル:スイスの会社が開発した殺菌剤(農薬)です。殺菌剤以外に食品添加物としても使用されています。チアベンタゾールと同様に突然変異性試験、染色体異常実験の結果は陽性でした。また、腎臓・肝臓・血液に影響を及ぼす可能性があると言われています。

使われているもの→柑橘類/キウイや桃などの輸入果物

ピリメタニル

ピリメタニル:2013年に使用が認められた新しいタイプの防カビ剤です。食品に使用することで、糸状菌の生合成を阻害したり、死滅させる効果があります。

成長の阻害甲状腺の異常膀胱拡張の危険性があるとされています。

使われているもの→黄桃/みかん以外の柑橘類/すもも・桃・りんごなど

危険なポストハーベスト農薬

ポストハーベスト農薬とは

ポストハーベスト農薬とは、食材に使用される農薬の1つです。

本来の農薬は、栽培中に散布するものですが、このポストハーベスト農薬は収穫後に散布する農薬です。収穫後に農薬を散布する意味はないように思いますが、作物を輸出する場合は輸入先に届くまでに時間がかかります。この輸送中にカビや害虫などの被害を抑えるために使用される農薬なのです。

日本で栽培されてた作物にポストハーベスト農薬を散布することは、特定の場合を除いて法律で禁止されています。日本ではそんな農薬が輸入されるレモンやオレンジなどに商品添加物の防カビ剤として扱われているのです。

ポストハーベスト農薬の危険性と問題点

農薬の危険性としては、発がん性や胎児に奇形が起こる危険性がある催奇形性が有名ですが、これはポストハーベスト農薬にも当てはまります。

ポストハーベスト農薬は栽培中に散布される農薬に比べ、非常に高い濃度のものを散布しています。その差は100倍以上にもなります。

そんな農薬を大量に収穫後に散布するため、栽培中に散布する農薬とは違って散布してから消費者の手元に届くまでの期間が短くなります。

農薬は皮や果肉などにも浸透すると言われている中、この農薬を非常に高濃度で収穫後に散布しているということは、普通の農薬よりも大きな危険性があることは容易に想像ができますね。

ポストハーベスト農薬が使われている食品

柑橘類(レモン/オレンジ/グレープフルーツなど)

レモンやオレンジの表面に農薬が付いているので、触ると手につきます。なので特に小さな子供には触らせない方が良いでしょう。

また、喫茶店やカフェ、焼肉屋さんなどで使われているレモンは輸入レモンの可能性が高いので、紅茶に入れて使ったり、そのまま食べのは控えることをお勧めします。

バナナ

先ほど、日本ではポストハーベスト農薬の使用を禁止しているとお伝えしました。ですが、例外として使用が認められているのが燻蒸剤(くんじょうざい)としての使用です。この燻蒸剤がバナナに使われているのです。

輸入品の検疫で、害虫が見つかった場合、コンテナ内で燻蒸処理を行います。燻蒸処理はゴキブリ退治に使うバルサンのように、密閉された倉庫で蒸気を発生させて害虫駆除を行います。

そんな燻蒸処理を行っても、バナナに表記する義務はないのです。

小麦

日本は、世界有数の小麦消費国ですが、自給率はおよそ15%なのでほとんどを輸入に頼っています。この輸入された小麦粉や小麦粉を使用した製品に残留農薬が検出されたことが何度かありました。

このような農薬の不安から、国産小麦の需要が高まっているようです。

防カビ剤 農薬対策

摂取しない 選ばない

危険な農薬が使用されている食品を摂取しないことができれば回避につながります。

国産のものを選んだり、燻蒸処理をしていない有機のバナナを買うなどの工夫が必要です。

 

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重曹 ホタテパウダーで農薬除去

重曹を加えた水に30秒〜1分程度付けおきをしてから、流水で洗い流す方法です。

この一手間をするだけである程度の農薬は落ちると言われています。

 

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もう一つはホタテパウダーを加えた水に食材を入れ、流水で洗い流す方法です。しばらく時間が経つと、膜や油脂のようなものが浮かんできます。ホタテパウダーだと目に見えて農薬が落ちていることが実感できると思います。また農薬の使用量を想像することができ、恐怖を味わえるかもしれません。笑

 

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農薬の多くは水溶性です。水に溶ける性質を持っているので、完全に落とすのは不可能だとしてもある程度は落とすことができます。ですが、このような重曹やホタテパウダーを使用した方がより、安心安全な食事を摂ることができると思います。

他にも、野菜用洗剤で洗って農薬を落とす方法などもあります。やりやすい方法でできるだけ農薬を摂取せずに美味しく食事ができるように工夫をしましょう。

守ろう家族。守ろう未来。

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