前回の記事で炎症について説明しました。
慢性炎症は生活習慣や食習慣によって知らず知らずのうちに発生していることが多いです。
今回は体の炎症を鎮め、老化を遅らせるのに効果的な食べ物を紹介していきたいと思います。
健康への第一歩として食習慣を見直すきっかけになれば嬉しいです。
おすすめの食べ物
スイカ
スイカには抗炎症作用があります。
スイカをはじめとした3ヶ月の炎症食により、過体重や肥満の人の炎症レベルがかなり低下したというか研究もあります。
そのほかにも含まれている栄養素
カリウム→食事で摂りすぎた塩分を尿中に排泄する働き
シトルリン→疲労回復、血流の改善効果
ビタミンC→抗酸化作用で老化の促進を防ぐ
β-カロテン→目の健康によく、抗酸化作用で体内の酸化を防ぐ
パプリカ
パプリカはビタミンC・ビタミンA・食物繊維が豊富です。
食物繊維は腸内環境を整える働きがあることから炎症を抑えることにつながります。
赤パプリカ→カプサンチン/黄パプリカ→ビオラキサンチン/緑パプリカ→ルテイン
これらは強力な抗酸化作用を持つ成分で老化防止と目の健康に良いです。
赤パプリカはビタミンCと鉄分を含んでいるので、貧血予防に効果的です。
そもそもで鉄分はビタミンCと一緒に摂ることで吸収率が高まります。このことから赤パプリカは両方を含んでいるので積極的に摂ることをおすすめします。
多くの研究でパプリカの定期摂取で白内障や黄斑変性症のリスクを軽減できる可能性があることも示されています。
ブロッコリー
ビタミンCやβ-カロテンが豊富なので抗酸化作用によって炎症レベルを下げます。
また筋肉を作る過程で重要なビタミンB6、コラーゲンの生成を高めるビタミンCが多いことから筋トレのサポート食材として食べられています。
ブロッコリースプラウトは体内の炎症レベルを下げる効果がさらに強いです。
にんにく
ニンニクは抗炎症作用ももちろんですが、免疫機能をパワーアップさせ、がんの成長を抑制します。ニンニクは免疫機能を高める遺伝子を活性化させる効果があることが判明したのです。
またコレステロール値を下げる働きがあり、動脈硬化の予防、血液の老化の抑制にも効果的です。
ケール
ケールには抗酸化物質や抗炎症物質もありますが、特に脂肪肝に効果的です。
脂肪肝になると解毒機能が低下し、炎症レベルが高まってしまいます。
ケールには体内の活性酸素を除去する働きの抗酸化物質と食物繊維が豊富です。
これが肝臓の排出能力が高まり、脂肪を排出しやすくする働きに繋がるのです。
ケールにはそのほかにも健康効果があります。
ビタミン・ミネラル・食物繊維・α-リノレン酸(オメガ3)・抗酸化物質が含まれていることから、心疾患の予防/血圧の低下/抗ウイルス作用/抗がん効果があります。
ビタミンCの優れた供給源であることから肌荒れや口内炎に良く、ルテインやゼアキサンチンは白内障のリスクを下げます。
まとめ
慢性炎症を起こさないためにも、生活習慣や食習慣を見直すことは大切です。そしてお分かり頂けたかと思いますが、食べ物には様々な効果が期待できる栄養素が含まれています。
効果が期待できる食材を意識的に食べることで、体の炎症は抑えられるのです。炎症を起こさない食事をすることがもちろん大事ですが、食べる食材によっては炎症を抑えてくれるものもあるので今回おすすめした野菜を積極的に食べてみてください。
無知は罪です。子供や家族、大切な人、そして自分自身を守れるのは皆さんです。一緒に知識をつけ、健康で元気な体で過ごしましょう。
守ろう家族。守ろう未来。
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