酵素とは 酵素の役割と活性方法

健康

皆さん、酵素って何かわかりますか。実は生きていく上で必要不可欠な酵素。

今回はそんな酵素について紹介していきます。

酵素とは

酵素は動物、植物、昆虫、微生物に至るまで生きるものすべてに存在しています。全ての生命現象は酵素によって支えられているのです。

酵素とは生命力そのものであり、私たちが健康に過ごせるかどうかも酵素次第ということです。

体内の酵素を増やせば薬は必要ないのです。そもそもで体の中で酵素がしっかり働いていれば病気になりません。地球上の生物の中で薬を飲んでいるのは人間(と、人間に飼われている動物)だけです。

野生動物がほとんど病気にならないのはなぜか?

それは彼らが摂っている食物が全て、酵素が含まれた「」のものだからです。酵素は熱を加えるとその働きが失われてしまいます。なので加熱をした食品ばかり食べていると、食物に含まれている食物酵素を摂り入れられません。

とある実験で猫を2つのグループに分け、食べるものを変えて3世代にわたり与えました。

A:生肉・生の牛乳(生食)→3世代共にずっと健康

B:加熱した肉・加熱した牛乳(加熱食)

→皮膚炎/心臓病/脳卒中/腎臓病/肺炎/歯周病/アレルギー/骨格の異常などあらゆる病気を発症。

また世代を重ねるほど発症率は高まったのです。

人間は食物を加熱して食べることを覚えた生き物です。ましてや、現代に暮らす私たちの周りには加工食品・インスタント食品・ジャンクフードが溢れ、食物から摂り入れる酵素の量は減る一方です。健康で長生きするカギは酵素です。生食や発酵食品の割合を増やし、酵素を食物から積極的に摂ることが病気を防ぐ一番の近道です。

酵素の役割

炭水化物・タンパク質・脂質の三大栄養素にビタミン・ミネラル・食物繊維そして抗酸化物質であるファイトケミカルを加えて7大栄養素と言われています。

三大栄養素は自動車に例えるとガソリンです。自動車がガソリンだけでは動かないように、私たちの身体も栄養素を取り入れただけでは活動できません。

三大栄養素がガソリンなら酵素はバッテリーのような存在です。

酵素の働きがなければ、栄養素を摂り入れても働くことができません。

しかも酵素はただのバッテリーではありません。酵素は私たちの体中の組織や筋肉を自動運転してくれるだけでなく、傷を修復したり、古くなった細胞を新しい細胞に入れ替えることまで引き受けています。

すなわち、酵素は免疫力にも自然治癒力にも、ホルモンを作るのにも全てに関わっているのです。

酵素が働かないと生命活動は機能しないというわけです。

酵素の働き

体の中で働いている酵素は2万種を超えると言われています。

酵素は「消化酵素」と「代謝酵素」にわけられます。この2つを合わせて「潜在酵素」と呼びます。

消化とは、三大栄養素である炭水化物・タンパク質・脂質を消化管から吸収できる分子のレベルまで小さくすることです。きちんと消化が行われないと、どんなに栄養価が高いものを食べてもその栄養素が利用されることはありません。これには「消化酵素」が欠かせないのです。

代謝とは、体内で行われる様々な化学反応のことです。

・腸で吸収された栄養素からエネルギーを取り出す

・細胞や器官、骨や筋肉などを修復したり古くなったものは交換する

・免疫、ホルモン、神経などの働きやバランスを整える など

生きていく上で大切な生命活動が代謝であり、全てに「代謝酵素」が必要です。

酵素は外から補える

潜在酵素は歳をとるにしたがって減少していきます。健康に暮らしていくには、食物に含まれている「食物酵素」を摂り入れ、体の中の酵素をできるだけ減らさないように補っていく必要があります。

食物酵素は野菜や果物、肉や魚などあらゆるものに含まれていますが、48°以上に加熱すると食物酵素の働きが失われるので、なるべくで食べることが望ましいです。

酵素の種類

体外酵素(外から摂る酵素)としては、食物酵素のほかに、「腸内細菌の酵素」もあります。腸に潜む乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌は様々な代謝物を作っています。これを可能にしているのが、腸内の善玉菌が持つ酵素であり、これらの酵素を作る能力は人間の150倍以上と考えられています。

免疫力や自然治癒力を高めて薬のいらない体を作るには、酵素がたっぷりで腸内の善玉菌の栄養素にもなる生野菜や果物をしっかり摂ることが大切です。

酵素の効果 発揮方法

酵素は大部分がタンパク質でできているので、熱によって構造が変わります。生のものにしか生きた酵素は含まれておらず火を通した加熱食では酵素は働きを失います

酵素の活性が最も高まる最適温度は44〜50°です。人間の体内では、体温38〜40°で1番働きが高まります。

病気の時に熱が出るのは、酵素を活性化させることによって早く治そうとする身体の自然な反応です。薬を使って無理に熱を下げてしまうと、せっかくの自然治癒力が働かなくなり、反対に治りが遅くなるのです。

まとめ

これらからわかるように酵素が生きていく上でいかに大切かおわかりいただけたかと思います。

現代は薬が多くあり、薬での対症療法が優先されている気がします。ですが、酵素の働きからもわかるように、薬は多くの酵素を消費してしまう上に、かえって治りが遅くなるのです。

酵素の働きを高め、免疫力を上げ、人間に備わっている自然治癒力で体の不調を治しましょう。

そのためにも食物から酵素を摂り入れるなど、食生活や生活習慣の見直しをしてみましょう。

無知は罪です。自分自身ももちろんですが、家族や大切な人も守りましょう。

守ろう家族。守ろう未来。

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