現在の日本では欧米食化が進み、日頃から肉を食べる人は多いと思います。
そんな肉に危険があることは知っていますか。
日本人が食べてきた和食は日本人の体に合っているから食べられてきたのです。
ではどんな危険性があるのでしょうか。
狂牛病の原因と共食い=カニバリズム
牛は本来は草食動物のため本能で肉を食べることはありません。
ですが畜産業者が牛をより早く大きく成長させるために肥料として与えていたものが肉骨粉というものです。
肉骨粉:牛から人間が食べる部分を除いて余った肉や骨などを細かく砕いたもの。
つまり、仲間の身体からできたエサを牛に食べさせていた=共食いの共用
肉骨粉はくず肉やほねを再利用しているためコストがかからないのと、タンパク質の塊のため、急速な成長促進のために使われていました。これが大量生産に繋がり、より儲けるための手段となているのです。
共食い=カニバリズムを強要された牛たちは、正常な神経細胞の中に異常なプリオンと呼ばれるものが蓄積されていき、脳の組織が破壊され、スポンジのようになってしまう症状が出ています。これこそが狂牛病であり、その狂牛病にかかった牛を食べた人間に起こったことが、痴呆ににた症状=アルツハイマーです。
狂牛病にかかった牛を食べた人間も狂牛病に感染した場合、クロイツフェルト・ヤコブ病という病名になります。
症状としては手の痺れ/原因不明の痛みや痙攣があります。
その他にうつ状態や無気力などと痴呆に似た症状が起こり、しまいには幻覚や幻聴も見られて最悪の場合死に至ると言われています。
消化の悪さ
食べた肉が消化しきれずに腸で腐敗していることが原因で便秘や口臭につながります。
日本人は農耕民族で昔から穀物菜食をしていたため腸が長く、食べたものを消化するのに時間がかかります。
なので、食べ慣れていない肉など動物のものを食べると、消化しきれなかった肉のカスが腸内に残り、便秘につながるのです。また腐敗したものが発酵してガスを発生し、おなら・口臭となります。
ガンのリスク
肉に使われている発色剤や防腐剤(食品添加物)が肝臓で分解解毒される途中でニトロソアミンという発がん物質に変わります。
動物性脂肪(肉)を大量に摂取すると分解するために肝臓から胆汁が過剰に分泌されます。胆汁に含まれている胆汁酸の一部が大腸に流れ、これを悪玉菌のクロストリジウムが発癌促進物質の二次胆汁酸に変えてしまいます。
=肉中心の食生活は、悪玉菌を増やすので腸内で腐敗が起きやすく、発がん物質が作られやすいのです。
週に2日は魚の日にするなどルールを決めることで日本人にあった和食を食べる回数が増え、身体への負担も少なくなるでしょう。
酵素を大量消費する
酵素とは、体の中で起こるさまざまな化学反応を引き起こすために必須のタンパク質です。
化学反応は消化・吸収・代謝などを指します。また、酵素は加熱すると機能を失う特徴です。
主な働きとしては、消化酵素と代謝があげられます。
消化酵素
でんぷんをブドウ糖に分解する酵素:アミラーゼ
タンパク質をアミノ酸に分解する酵素:プロテアーゼ
脂肪を脂肪酸とグリセロールに分解する酵素:リパーゼ
代謝
体内の有害物質を処理し尿などと一緒に排泄し、体の成長・免疫反応・体の調節機能に関与しています。
また、動物性タンパクを大量に摂ることは体にとって毒になります。
なぜかというと胃腸で分解・吸収が完全には行われず、腸内に未消化物が残り、それが腐敗しそこから大量の毒素が発生するからです。
毒素は硫化水素/インドール/メタンガス/アンモニア/ヒスタミン/ニトロソアミンなど+フリーラジカル(別名体内のサビ)も生みだします。
これら毒素は体内で脂質と結合して有害な過酸化脂質を作る物質なのです。
こうした毒素を解毒するために酵素が大量に消費されます。
体内の酵素が消化や解毒に大量に消費してしまうと、酵素が減って新陳代謝や他の食材の消化に追いつかなくなります。
過剰に摂取したたんぱく質は最終的に腸として排泄されるが、尿になるまでに体にさまざまな影響を及ぼすのです。
新しい細胞が作られない
同じ恒温動物の肉(=脂肪)を食べることは危険です。
牛や豚の平均体温は38〜41度、人間は35〜37度〈鶏肉は40〜42度のため最も危険〉
ということは…
高い温度の油(脂肪)は人間の低い油(脂肪)の中で溶け切ることはできないため、そのまま溜まってしまうのです。
すなわち、油(脂肪)が溶け切らなければ、食べ物を消化できません。消化できないということは新しい血液も作りにくくなるため身体全体の血液の巡りが悪くなります=新しい細胞が作られにくい
消化しきれない身体は、便秘などあらゆる症状を引き起こします。そして新しい血が作りにくく、血が汚いということは生理もひどくなるのです。
まとめ
さまざまな人が手軽に食べられる肉ですが、そんな肉にはたくさんの危険が潜んでいるのです。なぜ現代はガンになる人が増えているのでしょうか。昔の人との違いは食にあります。今の食事は欧米食に偏っていて、小麦や肉が毎日のように食べられているのです。昔の人はお米や魚、野菜をメインとした和食を食べていました。日本人の体には和食が合っているのです。
肉はたまにの嗜好品として、意識的に和食を食べる工夫をすることが健康へと繋がります。
人は食べたものでできています。食べるものに責任を持ち、自分自身もそうですが大切な人も守りましょう。
守ろう家族。守ろう未来。
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