そもそも乳製品とはなんでしょうか。
身近に溢れていて、幼少期から口にする人がほとんどだと思います。
そんな乳製品について見ていきましょう。
乳製品とは
乳製品とは牛乳を加工して作られる製品の総称で、カゼインを含むものとされています。
カゼインとは牛乳やチーズなどに含まれているリンタンパク質の一種です。水に溶けない性質で、酸を加えることで凝固・沈殿する性質があり、チーズの原料となります。凝固・沈殿する性質はグルテンと同じです。
乳製品の危険
リーキーガット症候群の原因になる
カゼインには粘性があり、腸から吸収されない性質です。腸から吸収されないカゼインは時間が経つと腐敗します。腐敗したカゼインを腸に留めると、腸が炎症を起こすのです。ひどい場合、腸壁にある粘膜を傷つけ穴があき、内容物が血液中に流れるリーキーガット症候群になる可能性があります。リーキーガット症候群になると色々な栄養素を摂取しても吸収されずに排出されてしまうのです。
アレルギー疾患の原因になる
カゼインは加熱してもアレルゲン性が低下しない成分で、粒子が細かく腸壁をすり抜けやすく、悪い菌と共に血管に流れ込みます。それを敵とみなし、身体が排出しようとします。これがアレルギー症状として現れるのです。
症状としては下痢/頭痛/肌荒れ/アトピー/花粉症/喘息などです
脳への影響と発達障害の原因になる
血液に流れ出たカゼインや悪い菌は血液にのって脳に到達し、麻薬成分と同じ効果のあるカソモルフィンという物質を作り出し脳内物質の分泌に影響を及ぼします。
自閉症/アスペルガー症候群/ADHD(注意血管・多動性障害)や統合失調症の原因になります。
子供が大量にカゼインを摂取すると、アレルギーだけではなく神経系の働きに支障が生じ、発達障害の原因にもなると言われています。
癌の原因になる
カゼインを大量摂取すると前立腺がん、大腸がん。女性だと乳がんや卵巣がんのリスクが高くなります。
乳製品や牛乳は多くの飽和脂肪を含んでいて、これが心臓病など多くの病気のリスクを上げるのです。
そもそもで日本人の身体は牛乳に耐性がないのです。
日本人の95%以上は乳糖不耐症の民族で、乳糖を消化する酵素ラクターゼを持っていないために、下痢やガスが溜まりやすです。
多くの人はカルシウム摂取を目的として牛乳を飲んでいると思います。信じられないかもしれませんが、実は牛乳はカルシウム補給にならない(ミルクパラドックス)のです。
人はカルシウムの99%を骨と歯で貯蔵していて、1%は細胞内、わずか0.1%程度が血液中を流れています。
牛乳のカルシウムは摂取後に急激な血中カルシウム濃度上昇を引き起こし、身体が”カルシウム過剰”と誤って判断し、骨に貯蔵していたカルシウムを、むしろ放出してしまい尿から排出してしまうのです。
=牛乳を飲む方が体内のカルシウム量は減ってしまうのです。
さらに、牛乳を飲むことでカゼインを摂取することになり、腸の中に窒素残留物が増え、吸収されて血液中に増えます。そうすると血液が酸性に傾くためそれを中和するためにまた骨からカルシウムを溶かしてしまうのです。
給食で出たりと毎日のように飲まれている牛乳ですが、危険が潜んでいるのです。
給食や家庭で出る牛乳をこれからも子供に飲ませますか。
牛乳(乳製品)には健康面の危険以外にもさまざまな危険があります。
動物福祉の問題
牛乳を作ってくれる牛がどんな風に育てられていると思いますか。広い牧場でのんびりと草を食べる牛を想像するのではないでしょうか。
ほとんどの牛は繋がれたまま
日本では乳牛を広い牧場で放牧しているところはほとんどなく、一頭ずつに区切られた狭いコンクリートの上で繋がれたまま生きています。人間で例えると、トイレのような狭い場所で一生を過ごすのです。
牛乳を出すために妊娠させられている
牛たちは私たちと同じ哺乳動物なので、妊娠と出産をしないとお乳は出ません。お乳を出し続けるために、人工授精をさせられお乳を絞られているのです。
身体に合わない餌を与えられている
草食動物の牛は本来、草などを食べていますが、牛舎で飼育されている牛は、高脂肪のお乳を大量に絞るために、濃厚飼料と呼ばれるトウモロコシやダイズ、油粕、肉骨粉、鳥糞などの繊維の少ないタンパク質、脂質の多い資料を与えられています。牛たちは本来の身体に合わない食べ物を与えられているため、病気になることもあります。
安心安全な乳製品
乳製品は危険と言っても、飼料にこだわり安心安全なものもあります。そのような乳製品は身近なスーパーなどでは販売していないことがほとんどなので、自らが探す必要があります。
ここではおすすめの商品を紹介します。
なかほら牧場の牛乳
不要な資料は一切与えず、遺伝子組み換えのものも使用していません。自然放牧という環境で育てているので牛たちのストレスもなく育っています。化学的添加物が無添加な商品です。
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なかほら牧場 牛乳 500ml 山地酪農 【ご当地牛乳グランプリ最高金賞】 産地直送 低温殺菌 グラスフェッド 放牧 ジャージー お取り寄せ 瓶入り 瓶牛乳 牛乳瓶 岩手 岩泉[冷蔵]
斉藤牧場の牛乳
北海道自然放牧グラスフェッド牛乳です。無農薬・薬剤不使用、 安全な牛乳で、牛たちは山に生える自然な無農薬の牧草や、元気のいい野草を食べて暮らしています。
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牛乳以外のカルシウムの摂り方
皆さんが牛乳を飲む目的はカルシウムの摂取だと思います。牛乳(乳製品)の危険がお分かりいただいたと思うので、牛乳以外にカルシウムを摂る方法を紹介します。
カルシウムをとれていれば、牛乳を飲まなくても成長などに影響はありません。
カルシウムが多い食品
カルシウムは、魚介類・野菜類・大豆食品に多く含まれています。
干しエビ/シシャモ/イワシ/豆腐/小松菜など
丸々食べれる小魚にカルシウムが多いことがわかります。意識的に摂取するように意識して見てください。
カルシウムをより効率的に摂取するために一緒に食べるといい食品も紹介します。
カルシウムの吸収率を上げる食べ物
カルシウムの吸収を促進する栄養素は、ビタミンC・ビタミンD・マグネシウムです。
なかでもビタミンDはカルシウムの吸収率を上げてくれる代表的な栄養素です。カルシウムを腸から血管、そして骨へと運ぶのをサポートしてくれます。
マグネシウムは質の良い骨を形成するために必要な栄養素であり、骨中のカルシウム量を調整する役割も担います。
ビタミンCが豊富な食べ物
緑黄色野菜・フルーツ・海藻などに多く含まれます。
赤ピーマン/黄ピーマン/ブロッコリー/アセロラ/ゆず/キウイ/レモン/のりなど
ビタミンDが豊富な食べ物
魚類・きのこ類に多く含まれています。
あん肝/しらす/鮭/イワシ/サンマ/舞茸/椎茸など
マグネシウムが豊富な食べ物
海藻・大豆類に多く含まれています。
あおさ/のり/てんぐさ/ワカメ/昆布/ひじき/きな粉/ナッツ類など
これらから日本の和食がやはり身体にも良いことが伺えます。欧米食になりつつある中で、米、魚や野菜、発酵食品などからなる和食をベースにする食事がおすすめです。
まとめ
幼い頃から身近にあって良いとされている牛乳(乳製品)ですが、知らないと危険が多い食品ということはお分かり頂けたかと思います。なぜ牛乳(乳製品)が体にいいとされているのか。それは全てお金のためです。牛乳を販売するために、牛たちにさまざまなストレスを与え、本来の牛たちの生き方ではなく、全てはお金のために飼育しているのが現実です。
体に悪影響を及ぼす上に牛たちへのストレスなど、動物福祉の問題もある中、牛乳や乳製品を摂り続けますか。
身体は食べたものでできています。知識のない子供達を守れるのは皆さん自身です。無知は罪です。健康でいるためにも自ら学び、大切な家族を守り、明るい未来を迎えましょう。
守ろう家族。守ろう未来。
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